146_October, month of all the Gods_すべての神様の10月

日本には、一年の中の月を数える特別な言い方があります。10月をどう言うか、知っていますか?神無月です。由来は、漢字の通り、神様がいない月、です。どうしてこんなふうにいうかというと…日本ではもともと、神様は世の中にたくさんいると考えられてきたんです。その神様たちが、毎年10月になると会議のために出雲大社という神社に集まります。だから、日本中から神様がいなくなる月ということで、神無し月、神無月というんです。ちなみに、出雲大社がある島根県では、10月を神在月、と呼んでいたそうですよ。

さて、今日はみなさんに1冊の本を紹介します。「すべての神様の十月」という本です。古くから日本に伝えられてきた、さまざまな神様たちの日常を描いた本です。いくつかの短い物語で構成されていて、ユニークな神様たちが人間と交流する様子が書かれています。

ちなみに、冒頭に話した出雲大社での会議では、それぞれの神様がその一年にあったことを報告しているそうです。報告の内容は、人の運命や縁などについて。今回の話も、まるで神様同士が会議で人間たちの生活について報告しあっているように感じました。読み終わったあとにタイトルについて考えてみると、おもしろいですよ。

日本(にっぽん)には、一年(いちねん)(なか)(つき)(かぞ)える特別(とくべつ)言い方(いいかた)があります。10月(じゅうがつ)をどう()うか、()っていますか?神無月(かみなづき)です。由来(ゆらい)は、漢字(かんじ)(とお)り、神様(かみさま)がいない(つき)、です。どうしてこんなふうにいうかというと…日本(にっぽん)ではもともと、神様(かみさま)()(なか)にたくさんいると(かんが)えられてきたんです。その神様(かみさま)たちが、毎年(まいとし)10月(じゅうがつ)になると会議(かいぎ)のために出雲大社(いずもおおやしろ)という神社(じんじゃ)(あつ)まります。だから、日本(にっぽん)(ちゅう)から神様(かみさま)がいなくなる(つき)ということで、(かみ)()(つき)神無月(かみなづき)というんです。ちなみに、出雲大社(いずもおおやしろ)がある島根県(しまねけん)では、10月(じゅうがつ)神在月(かみありづき)、と()んでいたそうですよ。

さて、今日(きょう)はみなさんに1(さつ)(ほん)紹介(しょうかい)します。「すべての神様(かみさま)十月(じゅうがつ)」という(ほん)です。(ふる)くから日本(にっぽん)(つた)えられてきた、さまざまな神様(かみさま)たちの日常(にちじょう)(えが)いた(ほん)です。いくつかの(みじか)物語(ものがたり)構成(こうせい)されていて、ユニークな神様(かみさま)たちが人間(にんげん)交流(こうりゅう)する様子(ようす)()かれています。

ちなみに、冒頭(ぼうとう)(はな)した出雲大社(いずもおおやしろ)での会議(かいぎ)では、それぞれの神様(かみさま)がその一年(いちねん)にあったことを報告(ほうこく)しているそうです。報告(ほうこく)内容(ないよう)は、(ひと)運命(うんめい)(えん)などについて。今回(こんかい)(はなし)も、まるで神様(かみさま)同士(どうし)会議(かいぎ)人間(にんげん)たちの生活(せいかつ)について報告(ほうこく)しあっているように(かん)じました。()()わったあとにタイトルについて(かんが)えてみると、おもしろいですよ。

In Japan, we have a special way of naming the months of the year. Do you know what October is called? It is Kannazuki. As the kanji implies, it means the month without any gods. So why is October called Kannazuki? From the beginning Japanese have believed that there are many gods in the world. Every year in October these gods would gather at a shrine called Izumo Taisha for a conference. Therefore, it is called kaminashizuki, which means a month without gods, or kannazuki, since it is the month in which all the gods disappear from Japan except for Izumo Taisha. By the way, in Shimane Prefecture, where Izumo Taisha is, October is called kamiarizuki, which means a month with gods.

Now I would like to introduce to you a book today. It is called October, the month of all the Gods. It is a book with ancient stories that have been handed down through generations in Japan, depicting the daily lives of various gods. The book consists of several short stories and how these unique gods interact with people.

Incidentally, at the conference at Izumo Taisha, which I mentioned at the beginning of this episode, it seems that each god reports on what happened during the year. The reports are about people's destinies and their fate. While I was reading this book I got the feeling that the gods at that moment were reporting about the lives of people at their conference. It is interesting to think about the title of a book after reading it, isn’t it?

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