138_What is shun?_旬ってなに?

みなさんの地域で、いま旬のものはなんですか?旬がない地域もあるかもしれませんね。この「旬」という言葉、英語では「季節」と同じ意味として翻訳されることが多いようですが、日本人の感覚では全然違う概念なんです。そこで今日は、「旬」について、みなさんに紹介しようと思います。


日本は四季がはっきりしており、春には桜や新緑、夏には海や山、秋には紅葉や食欲の秋、冬にはスキーや温泉と、季節ごとに楽しめるものがたくさんあります。また、季節に合わせた食材も豊富で、春には山菜や桜餅、夏にはスイカやかき氷、秋には栗や松茸、冬には鍋や蟹といったものが人気です。そして、それらの食材を食べるのに最適な時期が「旬」です。例えば、夏にスイカを食べるときは、その時期に美味しいスイカを選んで食べることができます。また、秋には栗ご飯や松茸ご飯が美味しい季節だし、その時期にしか手に入らないものもあります。


この「旬」の概念は、日本の文化や生活に深く根付いていて、家庭料理や季節の行事、お店で提供される料理や商品など、様々な場面で「旬」が意識されます。また、「旬」は食材に限らず、季節に合った花や景色、さらにはファッションや音楽などにも用いられます。例えば、春には淡い色合いのファッションが流行し、夏には鮮やかな色や爽やかなデザインの服が人気です。それから、いま流行っている歌手を「旬のアーティスト」と紹介することもあります。


日本人の生活に深い関わりがある「旬」ですが、最近では、季節感が薄れ、いつでも手に入る食材や商品が増えたことで、「旬」が忘れられてしまうこともあります。でも、自然とのつながりや季節感を大切にして、季節に合ったものを楽しむことが、健康的で豊かな生活につながるんじゃないでしょうか。


「旬」の概念は、ただ単に食べ物の鮮度や美味しさを追求するだけではなく、季節感や文化を味わうことができるという点で、日本人にとって特別なものとなっています。是非、日本を訪れたときには、その季節ならではの食べ物や風景、「旬」を体験してみてください。

みなさんの地域(ちいき)で、いま(しゅん)のものはなんですか?(しゅん)がない地域(ちいき)もあるかもしれませんね。この「(しゅん)」という言葉(ことば)英語(えいご)では「季節(きせつ)」と(おな)意味(いみ)として翻訳(ほんやく)されることが(おお)いようですが、日本人(にっぽんじん)感覚(かんかく)では全然(ぜんぜん)(ちが)概念(がいねん)なんです。そこで今日(きょう)は、「(しゅん)」について、みなさんに紹介(しょうかい)しようと(おも)います。

日本(にっぽん)四季(しき)がはっきりしており、(はる)には(さくら)新緑(しんりょく)(なつ)には(うみ)(やま)(あき)には紅葉(こうよう)食欲(しょくよく)(あき)(ふゆ)にはスキーや温泉(おんせん)と、季節(きせつ)ごとに(たの)しめるものがたくさんあります。また、季節(きせつ)()わせた食材(しょくざい)豊富(ほうふ)で、(はる)には山菜(さんさい)桜餅(さくらもち)(なつ)にはスイカやかき(ごおり)(あき)には(くり)松茸(まつたけ)(ふゆ)には(なべ)(かに)といったものが人気(にんき)です。そして、それらの食材(しょくざい)()べるのに最適(さいてき)時期(じき)が「(しゅん)」です。(たと)えば、(なつ)にスイカを()べるときは、その時期(じき)美味(おい)しいスイカを(えら)んで()べることができます。また、(あき)には(くり)(はん)松茸(まつたけ)(はん)美味(おい)しい季節(きせつ)だし、その時期(じき)にしか()(はい)らないものもあります。

この「(しゅん)」の概念(がいねん)は、日本(にほん)文化(ぶんか)生活(せいかつ)(ふか)根付(ねつ)いていて、家庭料理(かていりょうり)季節(きせつ)行事(ぎょうじ)、お(みせ)提供(ていきょう)される料理(りょうり)商品(しょうひん)など、様々(さまざま)場面(ばめん)で「(しゅん)」が意識(いしき)されます。また、「(しゅん)」は食材(しょくざい)(かぎ)らず、季節(きせつ)()った(はな)景色(けしき)、さらにはファッションや音楽(おんがく)などにも(もち)いられます。(たと)えば、(はる)には(あわ)色合(いろあ)いのファッションが流行(りゅうこう)し、(なつ)には(あざ)やかな(いろ)(さわ)やかなデザインの(ふく)人気(にんき)です。それから、いま流行(はや)っている歌手(かしゅ)を「(しゅん)のアーティスト」と紹介(しょうかい)することもあります。

日本人(にっぽんじん)生活(せいかつ)(ふか)(かか)わりがある「(しゅん)」ですが、最近(さいきん)では、季節感(きせつかん)(うす)れ、いつでも()(はい)食材(しょくざい)商品(しょうひん)()えたことで、「(しゅん)」が(わす)れられてしまうこともあります。でも、自然(しぜん)とのつながりや季節(きせつ)(かん)大切(たいせつ)にして、季節(きせつ)()ったものを(たの)しむことが、健康的(けんこうてき)(ゆた)かな生活(せいかつ)につながるんじゃないでしょうか。

(しゅん)」の概念(がいねん)は、ただ(たん)()(もの)鮮度(せんど)美味(おい)しさを追求(ついきゅう)するだけではなく、季節感(きせつかん)文化(ぶんか)(あじ)わうことができるという(てん)で、日本人(にっぽんじん)にとって特別(とくべつ)なものとなっています。是非(ぜひ)日本(にっぽん)(おとず)れたときには、その季節(きせつ)ならではの()(もの)風景(ふうけい)、「(しゅん)」を体験(たいけん)してみてください。

What is currently in season in your area? Of course there may be some regions that don't have defined seasons. In English the word shun is often translated to the word season but for Japanese people, the concept shun is very different from season. So today, I would like to explain shun to you all.

Japan has four distinct seasons, with sakura and fresh greenery during spring, the ocean and mountains in summer, autumn leaves and an increase in appetite in autumn, and skiing and hot springs in winter. There is also an abundance of seasonal foods such as: wild vegetables and sakura rice cakes in spring, watermelon and shaved ice in summer, chestnuts and matsutake mushrooms in autumn, and hot pots and crabs in winter. And the best time to eat these foods is during their respective seasons. For example, when eating watermelon in summer, you can choose the best watermelon available during that time of the year. Also, autumn is the season for chestnut rice and matsutake mushroom rice, and some of these foods are also only available during that time of year.

This concept of shun is deeply rooted in Japanese culture and lifestyle, and people are aware of shun in various aspects, such as home cooking, seasonal events, and dishes and products offered at restaurants. Shun is not limited to foodstuffs, but is also used to describe seasonal flowers and scenery, as well as fashion and music. For example, light-coloured fashions are popular in spring, while bright colours and fresh designs are favoured in summer. Additionally, singers who are popular at the moment are sometimes introduced as shun artists.

Shun is deeply connected to Japanese people's daily lives, but nowadays, as the sense of seasonality fades and more and more foods and products are available at any time, shun is sometimes forgotten. However, I believe that valuing our connection with nature, and our sense of season, as well as enjoying foods that are appropriate for the season, will lead to a healthy and rich life.

The concept of shun is special to the Japanese not only because of the freshness and deliciousness of food, but also because it allows us to appreciate seasons and our culture. Please try to experience the unique foods and scenery of the season when you visit Japan.

Previous
Previous

139_Like Stars on Earth_地上の星たち

Next
Next

137_Impressions of my first book read in English - Holes初めて読んだ英語の小説「穴」の感想