139_Like Stars on Earth_地上の星たち

この前、初めてインド映画を見ました。ハリウッドや日本の映画は何度もみたことがあったのですが、インドの映画は全然見たことがなかったんです。独特な雰囲気ですがおもしろかったので、今日はみなさんにその映画についてご紹介します。

「地上の星たちTaare Zameen Par」は、2007年にインドで公開された映画です。物語の主人公は、8歳の少年、イシャーン。読み書きが苦手で、学校での成績も悪く、周りと衝突してばかりいました。そんな自分を「普通ではない」と思い込んでいたんです。ある日、両親は、イシャーンの態度を改めさせるために別の学校に転校させることを決めました。しかし、新しい学校でも、イシャーンは成績が上がらず、落ち込んでいました。成績が上がるどころか、厳しい指導を受け続けた結果、大好きだった空想や絵を描くこともやめてしまったんです。そんな中、イシャーンは新しい美術の先生、ラム先生に出会います。イシャーンが読み書きに苦手意識を持っていることを知ったラム先生は、イシャーンが「失読症」という病気だと気づきます。イシャーンが普通の子供と同じように学ぶことができない理由を知ったラム先生は、彼を励まし、彼の絵画の才能を伸ばそうとがんばります。

この映画には、インドの学校教育に対する批判が込められていると思います。この映画の中では、学校の教育システムが、子供たちが自己表現する機会を与えずに、ひたすら競争を重視しているように描かれています。このような状況では、イシャーンのような特別な才能を持った子供たちは、学校に馴染めず、自分を受け入れることができない状況に陥ってしまうだろうなぁと思いました。

また、この映画は、障害を持つ子供たちに対する理解と支援の必要性を訴えていると感じました。イシャーンは「失読症」によって、周りからも理解を得られず、自分でもどうしようもなくて、自分を見失っていきます。しかし、ラム先生のように、障害を理解し、支援する人々がいることで、子供たちは自己実現する機会を得られるはずです。

インド映画といえば、歌ったり踊ったりする、華やかなイメージですが、この映画は歌やダンスもそれほど多くなくて、インド映画初心者の私でも楽しめました。Netflixで配信されているので、興味がある人はぜひ見てみてください。

この(まえ)(はじ)めてインド映画(えいが)()ました。ハリウッドや日本(にっぽん)映画(えいが)何度(なんど)もみたことがあったのですが、インドの映画(えいが)全然(ぜんぜん)()たことがなかったんです。独特(どくとく)雰囲気(ふんいき)ですがおもしろかったので、今日(きょう)はみなさんにその映画(えいが)についてご紹介(しょうかい)します。

地上(ちじょう)(ほし)たちTaare Zameen Par」は、2007年(にせんななねん)にインドで公開(こうかい)された映画(えいが)です。物語(ものがたり)主人公(しゅじんこう)は、8歳(はっさい)少年(しょうねん)、イシャーン。()()きが苦手(にがて)で、学校(がっこう)での成績(せいせき)(わる)く、(まわ)りと衝突(しょうとつ)してばかりいました。そんな自分(じぶん)を「普通(ふつう)ではない」と(おも)()んでいたんです。ある()両親(りょうしん)は、イシャーンの態度(たいど)(あらた)めさせるために(べつ)学校(がっこう)転校(てんこう)させることを()めました。しかし、(あたら)しい学校(がっこう)でも、イシャーンは成績(せいせき)()がらず、()()んでいました。成績(せいせき)()がるどころか、(きび)しい指導(しどう)()(つづ)けた結果(けっか)大好(だいす)きだった空想(くうそう)()(えが)くこともやめてしまったんです。そんな(なか)、イシャーンは(あたら)しい美術(びじゅつ)先生(せんせい)、ラム先生(せんせい)出会(であ)います。イシャーンが()()きに苦手(にがて)意識(いしき)()っていることを()ったラム先生(せんせい)は、イシャーンが「失読症(しつどくしょう)」という病気(びょうき)だと()づきます。イシャーンが普通(ふつう)子供(こども)(おな)じように(まな)ぶことができない理由(りゆう)()ったラム先生(せんせい)は、(かれ)(はげ)まし、(かれ)絵画(かいが)才能(さいのう)()ばそうとがんばります。

この映画(えいが)には、インドの学校教育(がっこうきょういく)(たい)する批判(ひはん)()められていると(おも)います。この映画(えいが)(なか)では、学校(がっこう)教育(きょういく)システムが、子供(こども)たちが自己(じこ)表現(ひょうげん)する機会(きかい)(あた)えずに、ひたすら競争(きょうそう)重視(じゅうし)しているように(えが)かれています。このような状況(じょうきょう)では、イシャーンのような特別(とくべつ)才能(さいのう)()った子供(こども)たちは、学校(がっこう)馴染(なじ)めず、自分(じぶん)()()れることができない状況(じょうきょう)(おちい)ってしまうだろうなぁと(おも)いました。

また、この映画(えいが)は、障害(しょうがい)()子供(こども)たちに(たい)する理解(りかい)支援(しえん)必要性(ひつようせい)(うった)えていると(かん)じました。イシャーンは「失読症(しつどくしょう)」によって、(まわ)りからも理解(りかい)()られず、自分(じぶん)でもどうしようもなくて、自分(じぶん)見失(みうしな)っていきます。しかし、ラム先生(せんせい)のように、障害(しょうがい)理解(りかい)し、支援(しえん)する人々(ひとびと)がいることで、子供(こども)たちは自己(じこ)実現(じつげん)する機会(きかい)()られるはずです。

インド映画(えいが)といえば、(うた)ったり(おど)ったりする、(はな)やかなイメージですが、この映画(えいが)(うた)やダンスもそれほど(おお)くなくて、インド映画(えいが)初心者(しょしんしゃ)(わたし)でも(たの)しめました。Netflixで配信(はいしん)されているので、興味(きょうみ)がある(ひと)はぜひ()てみてください。

I watched an Indian movie for the first time the other day. I had seen Hollywood and Japanese movies many times before, but I had never seen Indian-produced movies before. The movieIt had an unique atmosphere and was interesting, so today I will introduce the movie to you all.

"Like Stars on Earth" was released in India in 2007. The protagonist is an eight year old boy named Ishaan. He did poorly in reading and writing, and his grades at school were bad. Ishaan was always in conflict with those around him, causing him to think that he was "not normal." One day, his parents decided to send him to another school to force a change in his attitude. However, even at the new school, Ishaan's grades did not improve and he became depressed. Because of the harsh instruction he received, he even stopped doing things he loved, which were drawing and daydreaming. One day Ishaan met a new art teacher named Ram. When teacher Ram found that Ishaan had difficulty with reading and writing, he realised that Ishaan had a learning disability called "dyslexia." Ram, now knowing why Ishaan couldn’t learn like other children, encouraged him and tried to develop his talent for painting.

I think this movie takes a critical stance on the school education system in India. In this movie, schools are depicted as emphasising competition rather than giving children the opportunity to express themselves. In such an environment, children with special talents like Ishaan, may not be able to fit in and may end up unable to accept themselves.

I also felt that this movie made an appeal for greater understanding and support for children with disabilities. Ishaan, who has dyslexia, is misunderstood by people around him, and he loses sight of himself. However, with people like teacher Ram, who can understand and support them, these children should be able to gain opportunities for self-realisation.

Usually Indian movies are associated with singing and dancing, but this movie does not have a lot of songs or dances, and even I, a novice at Indian movies, enjoyed it. It is available on Netflix, so if you are interested, please check it out.

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