SA trip: An intelligent Baboon

KKNKというお祭りに行った翌日。朝ゆっくり起きて、シャワーを浴びて身支度をする。朝から雨が降っていて、肌寒かった。雨では出店を見るのも楽しくないだろうということになり、この日予定していたKKNKの出店回りを中止して、他のプランに変更した。毎週土曜日行われている市場に行き、その後ギャラリーやレストランなどを回る、という計画だ。コーヒーを飲みながら、おもしろい話を聞いた。この家は山が近く、Baboon(ヒヒ)もよくいるそう。ある日その人がバスルームで支度していると、部屋の方で物音がした。でかけていた旦那さんが帰ってくるにはずいぶん早いなと思い「早かったのね」と声をかけたが、返事はなかったという。支度が終わり部屋に行ってみると、そこにいたのは旦那さんではなくBaboon!彼女が声を失って立ち尽くしていると、Baboonがキッチンの食べ物を物色し始めた。戸棚を開け、瓶詰めのものには目もくれず、乾いたクラッカーなどを漁る。ものを荒らすこともなく、自分がいらないものはむやみに触らない。最後はなんと、ガラスの瓶に入っていたチョコレートを器用に取り出し、包みを開けて食べたというのだ。にわかには信じがたい…。Baboonの話は何度か聞いたことがあったけど、これほど頭がいいとは思わなかった。

市場には、すっかり私の好物になったPanekoekもあるということで、喜び勇んで行った。Georgeという街は今まで訪れた街よりも大きいらしく、市場の規模も今まで行った中で一番だった。冷たい雨が降っていたのであまり人気(ひとけ)はなかったけれど、晴れたらたくさんのひとで賑わうんだろう。

雨のためだろう、人は少なめ

Panekoek(プレーンと、キャラメルバナナ)とMelkkosを。Melkkosは甘くないカスタードのようなクリームで、シナモンシュガーをかけて食べるらしい。一口食べたら、甘くて暖かくて、この日みたいに寒いときにはぴったりのおやつだと思った。お店は、食べ物や飲み物のほかに、植物、アクセサリー、木の工芸品など様々なものが売られていて、見るだけでも十分楽しむことができた。

ここのpanekoekも美味でした

市場をあとにして、今度はギャラリーに向かうことに。

立体的な絵などもあり、おもしろかった

レストランや式場が合わさった複合施設のようで、この日は結婚式の準備が進められていた。そのためにレストランは閉まっていたが、ビーチハウスがあったのでそこで軽くごはんを食べることに。海が見える、景色の良いレストランだった。この頃には雨もやみ、いい天気だった。そこではブルーチーズのピザを注文。一緒に頼んだロゼとよく合う味だった。

若い人に人気の海辺の町だそう

景色を存分に楽しんだあとそこを離れ、今度は常設の市場に行くことに。KKNKほどではないものの、出店が並んでいるらしい。だが、行ってみるとそこは人が少なく、お店は開いていたがちょっとさみしい感じだった。特別欲しい物もなかったので、少し見てすぐ別の街の海沿いのレストランに行くことに。この街はとてもにぎやかで、どのレストランも人がいっぱいだった。私達が訪れたところは屋外のパラソル席が大人気のようで、お昼どきを外して(15時ころ)行ったにもかかわらず、沢山の人が飲んだり食べたりしていた。そこでスムージーを頼みながら、のんびり過ごす。

次は「バスコ・ダ・ガマの前に実はアフリカ大陸に到着していた人」(バルトロメウ・ディアス)の博物館か、「最古の人類の跡」を見に行こうと思っていたのだが、どちらも間に合わず、そのまま帰ることに。

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