SA trip: One of the best Saturdays
この日は予定があるはずの日だったので、一日オフ。せっかくだからとそのまま休んで、一日楽しむことにした。
朝は、もう恒例になりつつある市場へ。朝早く行ったためか人が少なく、Panekoekやコーヒーもあまり並ばず買うことができた。コーヒーを買ったあとvetkoek&minceという、ふわふわのまるパンにカレー味のひき肉を挟んだものを買おうとお店に足を運ぶと、店員の女性が「あなた中国からきたの?」と話しかけてくれた。そこから、日本から来たんだとか、ここには休暇できているのかとか、少し立ち話をしていた。Panekoekも無事に買うことができ、テーブルでいそいそと食べていると、先程買ったパン屋の店主の男性がやってきた。「味は大丈夫か?」といきなり話しかけられてちょっとびっくりしたけど、きっと親切な人なんだろう。以前そこでパンを買おうとしたとき、タダでパンをくれようとしたこともあったのだ。コーヒー屋さんは私達を覚えていたらしく、同じテーブルに座ってきた。そこでまた他愛もない話をした。隣町に住んでいて、毎週市場のためにここに来ること。家には畑があって、いろいろな作物を作っていること。持続可能な生活をするために、家も環境にやさしい素材で作っていることなど。ときどき留学生を受け入れているらしく、日本から来た私にも興味を持ってくれたようだった。朝食を終え、帰る前に市場を一回りしていると、前に帽子を買おうとしたお店の人から「あなたのことを考えてたのよ!会えてうれしい」と。日本でこんなことを言ったらとてもわざとらしく聞こえるけど、ここの人は(まぁ商売のためだろうが)自然にこういうことを言うんだなとちょっとびっくりした。
市場から帰ってすぐ隣町まで行こうと車に乗り込んだが、結局サイクリングしようということになり、このまま帰るのも味気ないからと今までに訪れたことがないカフェに行ってみた。そこはオリーブかなにかの農園だと言っていたけれど、聞くところによると、ジンのテイスティングができる場所らしい。この日は車で来ていたのでテイスティングはせず、隣のカフェに立ち寄った。テラス席はとてもいい雰囲気にもかかわらず人がいなくて、気持ちよく過ごせた。テーブルについてくれたウェイトレスの女性と話をしていると、なんと彼女はまだ高校生!モデルを目指してパリに行きたいのだという。「この街は静かで年寄りが多くてイヤ!」と言っていて、たしかにそうかもしれないと思った。私はこの街の落ち着いた雰囲気(田舎で不便なこともあるけど)が気に入っていたから、自分が思っているほど若くはないかもしれない…と感じた。そこでルイボスティーを飲み、帰宅。
すると今度は隣の家に滞在中の男性が、私の大好物を持ってきてくれた!大好物とは、、言わずもがな。「買いすぎたから、よかったら食べて」と。今日は人の親切によく触れる日だ。午後はいつもより早い時間からサイクリングに。今日は隣町まで行く。ちなみに隣町は「jongensfontein」という名前で、「若い男の泉」という意味らしい。なぜ?とても気になる。さて、「若い男の泉町」に到着し、復路につく前に休憩することにした。海沿いのレストランが空いていたので、そこで飲み物を飲む。ここの店員さんも気さくで、外の席は寒くないかと気遣ってくれた。十分休んでから後半戦に突入。海沿いの道路を走るのは本当に気持ちがいい。風はいつも強いけれど…最近はサイクリングに慣れてきて、景色を楽しむ余裕も出てきた。
帰ってから、ラムチョップと、前回とは違うパンでBraai。この日は大成功!
ラムチョップの味付けもいいし、パンもとても美味しかった。久しぶりの1日休みは、心身ともにリフレッシュして幕を閉じた。