SA trip: Stay in Greyton
Stellenboschで迎えた朝。レッスンを終えて、ランチのためにワイナリーへ。そこは日本人のオーナーがやっていると聞いたので、会えたらいいなと思った。もしそうなら、こちらに来て初めての日本人だ!着いてみるとそこは、山のふもとにあるワイナリーで、どことなく日本っぽさを感じさせる場所だった。
池には鯉がいるし、その近くには東屋もある。東屋ではワインテイスティングができるそうなので、3種類の赤ワインのテイスティングをしてみた。シラーが1つと、カベルネ・ソーヴィニヨンが2つ。飲んでいる間、ソムリエの資格について話した。ワインが好きなら、本格的に勉強したほうが楽しめるのではないかと、結局話がまとまったのは、それでは楽しみがなくなってしまうということ。たしかにワインについて知りすぎてしまったら、気軽に「これはおいしい。これは好きじゃない」という発言がしにくくなってしまうだろうし、周りの人も、プレゼントとしてワインを選ぶのに慎重になってしまうし、あまりいいことじゃないかもしれないと思った。テイスティングを終え、昼食をとるために隣のレストランへ。そこは壁の一面が開放されていて、前には芝生がある。子どもたちが遊んでいて、親たちはそれを見ながら昼ごはんを飲んだりワインを楽しんだりしていた。それぞれメニューを選ぶ中、ワインを頼むことに。決める前に一口だけ試させてもらえるとのことで、説明を聞きながら飲み比べた。round mountainという白ワインのボトルに「丸山」と書いてあったので、「日本語ですね!マルヤマ!」と言ったら、「そうなんです!丸山って、英語で…?」「round mountain!!」となり、ワインの名前はそこから取っているらしいことがわかった。もしかしたら、オーナーの名前が丸山さんなのかもしれない。昼食を終え、次の目的地へ。そこは、いろいろな人からおすすめされたGreytonという街。小さな町だけれど、多くの若い人々がケープタウンから移り住んでいるらしい。ハイキングコースもあり、自然豊かな街なんだそう。「野生の馬に会えるよ」とも言われていたので、期待して向かった。街を見回すとやはりこぢんまりしたところのようで、一つのメインストリートに宿泊施設やレストランが集中していた。今回はゲストハウスに泊まる。市街地から少し離れたところにあったけれど、きれいで過ごしやすい空間だった。荷物をおろし、夕食を食べるためにレストランを探す。ビールの醸造所があるようだったけど、残念ながらしまっていた。一つのパブしかあいていなかったので、そこで夕食をとることに。行く途中、街のメインストリートを歩いていると、いた!馬だ。
おそらく週末の市場が行われるのであろう広場で、4頭ほどの馬がもそもそと草を食べている。周りに飼い主がいる様子もなく首輪もしていないところを見ると、やっぱり野生なんだろう。中には毛並みがいい馬もいて、住人たちが代わる代わる世話をしているのかもしれないと思った。レストランにつくと外の席があり、いい雰囲気だったので外にいた。
クラフトビールがあったので、それと揚げ物を頼む。店員の女の子は気さくな人で、ときどき話しかけてくれた。唯一あいている店だからか、時間が経つにつれて人が増えてきた。帰り空を見上げてみると、電灯が少ないためか星がよく見えた。ゲストハウスの周りは特に暗く、天の川を眺めることができた。